280blockerの今後の運営について

はじめまして。
トビラシステムズ運営事務局です。
このたび、合同会社280blockerと弊社(トビラシステムズ株式会社)の譲渡契約に伴い、今後は弊社にて「280blocker」アプリの運営を行うことになりました。
https://tobila.com/news/release/p1032/

本報道を受け、SNSなどでは「280blocker」の今後の運営方針について、気になっている方も多く見受けられました。
そこで、今後280blockerを運営していく弊社のご紹介と、今後の運営方針についてご説明できればと思います。

弊社について

弊社は、これまで迷惑電話・SMSなどを自動で検知し未然に防ぐ迷惑情報フィルタサービスを開発・提供し、現在1,300万人以上の利用者にご利用いただいています。弊社の迷惑情報フィルタは、1,300万人の利用者や全国の警察から届けられる迷惑電話情報をもとに、約3万件の迷惑電話データベースを構築していて、特殊詐欺の電話や、悪質な営業電話・勧誘電話などをフィルタリングします。このデータを利用した迷惑情報フィルタサービスは大手キャリアやメーカーにも採用され、全国で多くの方にご利用いただいています。

企業理念として、「私たちの生活 私たちの世界を よりよい未来につなぐトビラになる」を掲げ、テクノロジーで素晴らしい世界を実現するためにサービスを提供している会社です。

なぜ広告ブロックサービスを運営するのか?

昨今Web広告において、過度な広告表示によるユーザー体験の悪化や誇大広告など、様々な問題提起がされています。具体的には、「必ず痩せる」、「必ず儲かる」という釣り文句で消費者をだまして購入させようとするフェイク広告や、有害なアダルト広告などがそれにあたります。

これらの広告の手口は年々巧妙になっていて、法の隙間をくぐり抜ける悪徳業者とのいたちごっこが続いているのが現状です。また、広告に加えて電話・SMSにおいても手口の巧妙化により、水面下では迷惑行為の被害者が多発している状況が続いています。

私たちは、このような悪質な広告から消費者を守るためには、スマートフォンをはじめとするITデバイスを、迷惑行為からブロックすることが有効であると考えています。

今回の「280blocker」子会社化を皮切りに、弊社では消費者を脅威にさらす迷惑行為に幅広い対策を行っていくと同時に、グレーゾーン犯罪抑止を社会に啓蒙していき、消費者の安心安全な暮らしを守るインフラになっていきたいと考えています。

今後の「280blocker」運営方針について

現在、280blockerアプリは合同会社280blockerと弊社で並行して運用を行っており、徐々に弊社にて運用を行える体制構築を行っているところです。

私達は、280blockerが本当に素晴らしいサービスであり、皆様に愛されているサービスだと実感しています。280blocker開発者の方の想い、すでにご愛顧いただいているユーザー様の気持ちを大事にしていきたいとの考えから、当面の弊社運営方針については「これまでの「280blocker」アプリの踏襲」といたします。弊社に運用が移管されたのちも、これまで同様のサービス品質を、安定してご提供していくことをお約束いたします。

企業運営になることで、ブロックする内容に関して広告会社等への忖度が起こるのではないかという心配の声もいただいていますが、ブロックする内容に関して、弊社独自の基準によって行うこととし、ユーザー視点にたった公正公平な運営を心がけます。また、アマゾンアソシエイトのように、ユーザビリティーの向上につながると思われる広告については、引き続き表示されるなど、今後も誠実に取り組んでいく所存です。

ホームページ上で配布しているファイルにつきましても、当面は提供を継続いたします。ただし、本提供について、いつまでどのような内容を公開するかどうか、サービス体系等詳細は今後の検討事項となりますので、永続的に公開をお約束するものではないことはご理解いただけましたら幸いです。

将来的には、弊社の迷惑電話・SMS対策のノウハウに加え、Web閲覧時の迷惑Web広告対策まで全方位でカバーすることで、スマートフォンにまつわる脅威への対策を、ワンストップで実現し、より多くの消費者の安心安全を実現したいと考えています。